年頭のご挨拶

2019年01月01日


新しい年を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中に皆様より賜りましたご高配に深く感謝申し上げますとともに、本年も皆様方のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。


2018年は、7月に東京ビッグサイトで開催された「IGAS2018」にて出展社最大規模のブースを構え、「Innovate to Create」のテーマのもと「どうやってつくるか」から「なにをつくるか」へ発想を転換した展示・実演を行いました。ブースでは、「KP-コネクト プロ」によって印刷会社のIoTを支援し、極限まで生産効率を高める「コネクテッド・オートメーション」、オフセットの新テクノロジーである「オートパイロット」、「パラレルメイクレディ」という新たなコンセプトを表現し、連日大盛況となりました。他にも、国内外の各種イベントを通じ、数々のソリューションを提案してまいりました。


KOMORIはトータルなサービスを提供するPESP(プリントエンジニアリングサービスプロバイダー)となるべく、事業構造の変革に取り組んできました。現在、2023年の100周年に向けて、新たな開発を加速させています。
オフセット印刷機事業では、A全判オフセット枚葉印刷機に、新たに反転機構付リスロンG37Pの8色機モデルをラインアップしました。今後は商業印刷やパッケージ印刷に向け、さらなる省力化・検査システムなどの開発に取り組みます。
デジタル印刷機事業では、2019年春に40インチ枚葉ナノグラフィックプリンティングシステム「インプレミアNS40」の初のベータ機によるフィールドテストを日本国内で予定しており、続いて海外においても同様な計画を進めています。
証券印刷機事業では、2018年5月に銀行券印刷用コンビネーションマルチプロセス番号コーター印刷機「カレンシーNV32」が国際通貨協会(IACA)の最優秀技術賞2018を受賞しました。引き続き、生産性向上・偽造防止などの最新技術を取り入れた印刷システムを開発していきます。
今後、特にデジタル印刷機事業とPE(プリンテッドエレクトロニクス)事業について、KOMORIの中核技術を生かして成長軌道に乗せていきます。さらに、生産管理の要となる「KP-コネクト」の開発と進化により、お客様との関係を緊密にし、サービスをより充実させていきたいと考えています。


また、29年目を迎える弊社のユーザー会「小森会」では、昨年全国8ブロックでの総会事業を開催し、1,398名もの方々にご参加いただきました。本年もお客様とともに活動を展開・推進し、より一層魅力のある会に育ててまいりたいと存じますので、多数のご参加をお願い申し上げます。


KOMORIはこれまで培ってきた「モノづくりの文化」を土壌に、新たな技術開発へ積極的に取り組みます。そして「顧客感動企業の実現」の経営理念のもと、世界中のお客様の期待を上回る満足と感動をもたらすべく鋭意努力してまいる所存です。本年も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


株式会社小森コーポレーション
代表取締役社長 持田訓