virtual.drupaにゴールドパートナーとして出展

2021年04月06日

株式会社小森コーポレーション(東京都墨田区、代表取締役社長 持田 訓)(以下、KOMORI)は、来る2021年4月20日(火)~23日(金)にオンライン開催されるメッセ・デュッセルドルフ主催のvirtual.drupaに出展することをご報告いたします。


印刷業界の最大の見本市であるdrupaは、2020年に発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、リアルイベントを開催する代わりにバーチャル形式での開催となりました。KOMORIは、このvirtual.drupaに印刷機メーカーとしては最高位のゴールドパートナーとして出展いたします。



■KOMORIコンセプト 『Connected Automation』

昨今の急激な社会・経済環境の変化に伴い、印刷業界も大きな変革が求められています。

特に生産性をいかに上げ、利益を創出するかという課題が印刷会社経営の最重要課題になっています。これを解決するには、生産工程全体のデジタルトランスフォーメーション(DX - Digital Transformation)によるイノベーションがキーとなります。


KOMORIが提唱する『Connected Automation(コネクテッド・オートメーション)』は、個々のシステムで連携が分断されている経営情報システム(MIS)、プリプレス、プレス、ポストプレスの工程を中核ソフトである「KP-コネクト プロ」で統合管理し、シームレスにつなぎ最適化・自動化することで、印刷工場をスマートファクトリー化する考え方です。実際に世界中のお客様への導入が進んでおり、印刷会社のDXはすでに現実のものとなっています。

KP-コネクト プロはオープンプラットフォームで、各メーカーやベンダーとの接続が可能なシステムです。つまり、お客様の既存の機器はもちろんのこと、新しい機器とも自由に組み合わせてつなぐことが可能なシステムです。


virtual.drupaで、『スマートファクトリーを実現するコネクテッド・オートメーション』による革新的なソリューションをぜひご体感ください。



■出展内容

①ウェブセッション

事前登録が必要なウェブセッションでは、生産性を極大化する「自動化」技術を基本として、生産を効率化・省力化する最新のソリューションをオンラインでご体感いただきます。KOMORIが提唱する『コネクテッド・オートメーション』コンセプトを、「コマーシャル」と「パッケージ」の2つのセッションを披露いたします。主軸となるスマートファクトリー・ミドルウェア(MES - Manufacturing Execution System)のKP-コネクト プロ、世界最高クラスのROI*を提供するオフセット枚葉印刷機リスロン GX/G アドバンス、さらに7色対応などパワーアップしたB1サイズのデジタル印刷機インプレミア NS40にぜひご注目ください。

*投資利益率(Return on Investment)


・コマーシャルセッション:4月22日 日本時間15:40~ (現地時間8:40~)

見どころは、アドバンスモデルによる薄紙印刷の高速安定稼働と、「タッチレス」な自動化技術です。ここでは3つの技術を紹介します。

一つ目に、KP-コネクト プロによる自動化を、KOMORI機とつなぐプレスオートメーション、後加工工程では断裁システムアプリシアCTX132、高速紙折り機MBO K80でのポストプレス・オートメーションにてご紹介します。

二つ目は、準備時間を大幅に短縮する技術が「パラレルメイクレディ」です。A-APC(全色同時刷版交換装置)による版交換、ブランケット洗浄、プレインキングを同時並行で行い、素早い立ち上げが可能です。

三つ目は、インライン品質管理装置によるリアルタイムの濃度・見当調整、印刷品質の自己判断を行う「オートパイロット」です。これにより最短かつタッチレスな生産が実現します。

オペレーターの手を介さない自動運転やジョブ切替え時のプリセットによる高度な自動化を実現し、高い給排紙性能と制御技術に基づく高速運転により、生産性・作業性を飛躍的に向上させます。


・パッケージセッション:4月20日 日本時間15:40~ (現地時間8:40~)

見どころは、「パッケージ印刷の切り替え時間短縮」を追及した新技術です。パッケージ印刷では特色インキの色替え作業が生産の最大のボトルネックになっています。この課題解決のために、2つのソリューションを提案します。

一つ目は、パッケージ向けの「パラレルメイクレディ」です。版交換・ブランケット洗浄に加え、インキローラー洗浄も同時実行が可能です。

二つ目は、KOMORIが開発した「スマートカラー」です。この技術は、インキの色替えをせずにさまざまな特色領域の色をカバーする画期的なソリューションです。高いレベルの網点再現精度が求められるため、極限まで水を絞れるコモリマチック(給水機構)だからこそ実現できる技術です。スマートカラーは色替え作業をなくすことにより、パッケージ印刷の生産性を劇的に向上させるイノベーションになります。

この他にも、より効率的な色替えのための交換式インキツボフィルムやアニロックスローラーチェンジャー機構などのオプション搭載が可能です。

このように、生産のボトルネックを解消することにより、多品種・小ロット化が進むパッケージ印刷の中でも、高い印刷品質とより効率的で高い生産性を実現します。


②バーチャルショールーム

バーチャルショールームではKOMORIグループで取り扱う製品やソリューションなどの最新情報をお届けします。


③オンライン商談会

オンライン商談会は、KOMORIの各国・各地域の担当者とオンラインでやり取りができる全く新しい企画です。これらのオンラインコミュニケーションを通じて、KOMORIと共に印刷の未来への一歩を踏み出してまいりましょう。



これまでKOMORIは、印刷市場へ多大な影響を与えるdrupaという展示会を通して、印刷業界に新しいシナジーを生み出してきました。今回、バーチャル開催という新たな機会を与えてくれたメッセ・デュッセルドルフと全てのパートナーに感謝するとともに、またリアルイベント等を通じて皆さまに直接お会いできることを心から願っております。


・virtual.drupaへの参加はこちらから

virtual.drupa.com (英語サイト)*

・virtual.drupa KOMORIページはこちらから

https://virtual.drupa.com/vis/v1/en/exhibitors/drupa2020.2681917?oid=45813&lang=2

(英語サイト)*


* virtual.drupaサイトは、会期前の登録が可能です。また、ウェブセッションやセミナー等一部のサイトを除き、2021年12月末まで閲覧可能です。

なお、virtual.drupaサイト内の言語は英語とドイツ語のみです。インターネットブラウザの自動翻訳などで日本語の表示も可能ですが、翻訳精度は各ツールに依存しますのでご容赦ください。virtual.drupaは中央ヨーロッパ時間(UTC+1)を基本に開催されますので、ウェブセッション視聴の際は日本との時差にもご注意ください。