中国・小森机械(南通)有限公司にて大規模太陽光発電設備を稼働開始
2025年12月03日
株式会社小森コーポレーション(東京都墨田区、代表取締役社長 持田 訓)(以下、「KOMORI」または「当社」)は、中国・南通にある生産拠点である小森机械(南通)有限公司(中国)(以下、小森机械)にて、太陽光発電設備の本格稼働を開始しました。再生可能エネルギーの活用を通じて、CO₂排出量の削減と環境負荷の低減を目指す本取り組みは、KOMORIの長期環境ビジョン「KOMORIエコビジョン」に基づくものです。
1.背景と目的
KOMORIは、地球温暖化防止と環境負荷低減を目的に、グループ拠点での再生可能エネルギー導入を推進しています。その一環として、小森机械にて太陽光発電設備の導入を進め、2025年8月中旬より稼働を開始しました。
2.概要
・設備容量:880kW
・年間発電量(見込み):約90万kWh
・CO₂排出量削減効果(見込み):約530トン※
・工場全体の電力使用量に対する再生可能エネルギー比率:約70%
3.拠点紹介
小森机械は、KOMORIグループの中国における生産拠点として、主に中華圏向けのオフセット印刷機および関連部品の製造を担っています。
つくばプラント(茨城県)、小森マシナリー(山形県)とともに、三工場体制の一翼を担い、高度な製品供給と柔軟な納期対応を実現しています。
4.長期環境ビジョン「KOMORIエコビジョン」
「KOMORIエコビジョン」は、地球温暖化防止、循環型社会への対応、生物多様性の保全を柱に、持続可能な社会の実現を目指す方向性を示しています。
2024年には、2050年カーボンニュートラル達成に向けた中長期目標を再設定し、2030年度までにグループ全体のCO₂排出量を2022年度比で26%削減、主力印刷機の稼働時排出量を30%削減することを目指しています。
5.グループ全体の取り組み
KOMORIグループでは、国内外の生産拠点を中心に太陽光発電設備の導入を推進しています。2016年に、つくばプラントに設備容量500kWの太陽光パネルを設置しました。
また、印刷後加工機の製造販売を担うグループ会社MBO Postpress Solutions GmbH(以下、MBO)は、2022年にドイツ工場、2023年にポルトガル工場に合計設備容量734kWの太陽光パネルを設置しました。2024年度のMBO全体の太陽光発電による再生可能エネルギー使用量は81.8万kWh、194トンのCO₂排出量削減※に相当します。
KOMORIは、今後も国内外の製造拠点で再生可能エネルギーの活用を推進し、グローバル企業としての責任を果たしてまいります。
※CO2排出量は、2024年度のロケーション基準排出係数を用いて算定しています。






