Apressia MB110H
コンセプト
手作業から自動化へ、多品種・小ロットに応えるApressia MBシリーズ
パッケージ製品に求められる安定した品質とクリーン化を実現
KOMORIのポストプレスブランドであるアプリシアシリーズに、ブランキングシステムアプリシアMB110Hを追加しました。
打ち抜き後のシートを「製品部」と「非製品部」に分ける機械であるアプリシアMBシリーズは、生産工程全体の自動化、高品質、高生産性、低コストを推進します。
アプリシアMB110Hは、手作業で行われることの多いむしり(ブランキング)工程を機械化し、1ジョブで最大約200シートを一度にブランキングします。*1
これにより、繰り返し作業ながら熟練度を必要とするむしりの工程を省力化し、生産の安定をもたらすことで生産計画を立てやすくします。さらに、繁忙期に合わせた作業者雇用の問題に悩まされることも無くなります。また、食品、化粧品や薬品などの紙器パッケージの生産工程において、製品に直接人の手が触れることが無いため、パッケージの衛生面も向上します。
CADやデザイン時の線画データを使用して打ち抜き工程に入る前から「むしりテンプレート」を作成できるアプリシアMB110Hは、ジョブ替えの時間を最小限に短縮でき、小ロットから大ロットの幅広いジョブにおいて、生産性を最大限に引き出します。
KOMORIは、印刷を基軸とした全体最適化を推進し、後加工工程における新たなイノベーションを創造し続けます。
*1 紙厚0.4㎜の場合
特長
- ピンによるむしり方式を採用することで、多種多様な面付に柔軟に対応
- 自動化による簡単作業でスキルレス。紙積み・製品の自動取り出し・カスの自動処理を約40秒で完了
- 圧倒的な稼働率で生産性アップ。従来8人で行っていた作業を1人でオペレート可能
- 板紙によるテンプレート方式を採用し、ピンの仕分け・設定が簡単。新規ジョブもリピートジョブも約10分で段取り替え完了。
型式 | Apressia MB110H | |
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処理能力 | mm | 最大 80 |
対応用紙サイズ | mm | 最大 1,100×800, 最小 400×400 |
打抜きピン | mm |
上ピン6㎜径 3,961本 下ピン13㎜径 1,496本 |
動荷重(プレス本体) | kg | 6,700 |
機械総重量 | kg | 7,850 |